「療法食だけでは治らなかった——愛猫のストルバイト結石、2ヶ月間の闘病記録」

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猫の尿路結石について

ストルバイト結石になった家の猫は、改善したり悪くなったりを繰り返しています。

イエ猫は乾燥地帯の出身で、体の水分を保つためにあまりオシッコをしません。そのため、オシッコが濃縮されて濃くなりがちです。

腎臓に負担がかかっていることでもあり、オシッコの回数が増えることは腎臓や泌尿器系の不調のサインでもあります。

ストルバイト結石の原因はマグネシウム、カルシウム、リンの過剰摂取で、これらのミネラルがアルカリ性になった尿の中でリン酸アンモニウムマグネシウムの結晶を形成していきます。結石は角が尖った結晶で、膀胱や尿道を傷つけて痛みや血尿を引き起こします。不快感があるため、トイレに何度も行ったり、トイレ以外の場所でオシッコをしてしまうこともあります。

結石が大きくなると尿道が詰まり、尿毒症や急性腎不全を起こし、1〜2日で重篤化して命に関わることもあります。


11月、突然の尿道閉塞——命の危機が訪れた日

家に2匹の猫がいますが、そのうちの1匹が11月に尿道が詰まりました。

それ以前からオシッコの調子が悪く、動物病院で「ストルバイト結石があるので食事を改善してください」と言われていました。食事の改善を行っていましたが、結局詰まってしまったのです。

その時は尿道にカテーテルを挿入してオシッコと結石を排出し、症状はいったん改善しました。それからは2週間おきに動物病院に通院していました。

傷ついた尿道や膀胱の感染症予防のために、2週間効果がある抗生物質を投与されていたので、効果が切れるタイミングで通院していました。


療法食を与えているのに、なぜ?——モニターに映り続けた「キラキラ」

一旦改善したのですが、結石はなかなか消えません。エコーで膀胱を診断すると、モニターに結石がキラキラと舞うように見えました。通院するたびに、そのキラキラがモニターに映っていました。

オシッコの検査をすると、小さな結石と潜血反応が検出される状態が続きました。

この猫は怖がりなので獣医に行くのが嫌いです。連れていくために持ち上げると恐怖でオシッコを漏らしてしまうのです。

そのため、診察時には膀胱にオシッコがない状態で、検査のために尿道にカテーテルを挿入して採尿します。その際に尿道などが傷つき、潜血が出ているのではと思っていました。でも、それだけではなかったようです。

獣医からの説明

獣医からはこう言われました。

「ストルバイト結石の治療は食事療法が基本です。オシッコのpHをコントロールします。オシッコがアルカリ性になると結晶化するので、酸性にして結石を溶かします。猫に多い症例なので、食事療法用のフードがあります。ストルバイト結石を溶かすフードで結石をなくして、その後はその状態を維持するフードを与えます。」

最初は「それを与えればいいのか」と楽観的に考えていました。しかし、なかなか症状が改善せず、いろいろなフードを試しました。

pHの値は7.0が中性で、数字が大きくなるとアルカリ性、小さくなると酸性です。ネットで調べてみると、pH7.0以上になるとストルバイトの結晶ができ、pH6.6以下になると溶けるようです。どのフードの説明文にも「オシッコのpHを6.2〜6.5で維持し、ストルバイトを溶かして結晶化を防ぐ」と書かれていました。

これを与えればよいのかと最初は思っていましたが、なかなか改善しませんでした。


2ヶ月後、再び詰まった——「食事療法しかない」という宣告

2カ月ほどたった頃、家の猫のトイレでもオシッコに赤い色が見られるようになり、痛そうにしていました。抗生物質を変えると改善し、猫の機嫌もよくなって安心していたのですが、再び苦しそうな様子を見せました。

トイレでじっとしていました。オシッコが再び出なくなったようです。かかりつけの獣医がお休みの日だったので、別の動物病院に連れて行きました。

別の病院での診断

診断はこうでした。

「尿道の出口に結石が詰まっていて、オシッコが出なくなっています。麻酔をして取り除きます。これから処置をするので、2時間後に引き取りに来てください。」

病院に猫を預け、約束の時間に迎えに行くと、

「尿道の出口から1㎝くらいのところが詰まっていました。この猫は尿道が細く、詰まりやすいようです」

「ストルバイト結石は食事療法しか治療法がありません」

と言われました。

ストルバイト結石を溶かすフードと維持用のフードしか与えていなかったので、結石が再び詰まったという結果はショックでした。

「食事療法しかない」と言われましたが、他にできることはないのかと思いました。


ネットで見つけた希望——結石ができるまでには「時間」がかかる

もっとストルバイト結石について知ろうと思い、ネットで調べてみると次のことがわかりました。

オシッコがアルカリ性であっても、すぐに結石になるわけではなく、時間がかかるそうです。つまり、膀胱の中で結石になるまでには一定の時間が必要なのです。

オシッコの回数が多ければ、結石になる前に排出されて問題になりません。しかし、猫は乾燥地帯の出身なので、体内の水分を保持するためにオシッコの回数が少なく、膀胱の中で結石になりやすいのです。

水分を多く取るように療法食のウェットフードも与えていましたが、それだけでは足りなかったようです。自分で水を飲む量も多くないので、この問題をどうやって解決するか考えています。


じっと外を眺める愛猫——運動不足も原因だった?

運動との関係についても調べました。運動をすると尿が酸性になりやすく、ストルバイト結石になりにくいそうです。

ストルバイト結石で苦しんでいる家の猫は、もともとあまり動きません。待ち伏せ型の性質が強く、じっとしているのが好きで、窓から外を眺めるのが大好きです。起きているときは外を眺め、あとは寝ている生活です。でも、家の中に虫が入ってくると、寝ていてもあっという間に捕まえます。

もう1匹の猫はオモチャで遊ぶのが大好きで活発ですが、この子は猫用オモチャにはあまり興味を示しません。これはすぐに改善できそうにありません。


同じ悩みを持つ飼い主たちの声——「改善しない」は私だけじゃなかった

ネットで、ストルバイト結石で苦しんでいる猫の飼い主たちの発言を調べていると、「食事療法で改善しました」という声もあれば、「なかなか改善しません」「いろいろ試しています」「改善しないので尿を酸性化するサプリを試した」といった発言も多くありました。


次の一手は「皮下点滴」——以前の経験を活かして

以前に飼っていた猫は腎臓を悪くして、治療として皮下点滴を自宅でも行っていました。血液検査で腎臓の数値が悪化していると現れたときは、すでに腎臓の機能が半分以下になっています。その結果、体内に水分を戻せず脱水状態になってしまいます。それを改善するため、皮下点滴で体内の水分を補い、尿として排出します。その結果、オシッコが増えます。

獣医と相談して、このストルバイト結石の症状の緩和に役立つのなら、皮下点滴をやってみようと思っています。皮下点滴は慣れると自宅でもできます。オシッコを増やして結晶になる前に排出できれば緩和できるのではと考えました。しかし、必要以上に水分を体内に入れると排出しきれずむくみや肺に水がたまるなどの危険もありあます。この猫にあったやり方をしっかり相談したいと思います。

やれることを一つづつやっていこうと思います

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